脇/手のひらの汗が多くて困っている方の治療です。
従来は、ボトックス注射(自費)、塩化アルミニウム製剤塗布(自費)、重症ケースは交換神経節切除手術(ハードル高い)等がありました。
ボトックスも悪くはないのですが、自費(数万~)+ 注射 ということもあり、
当院のような小児科クリニックでは積極的に用意はしておりませんでしたが、以下の製品が保険適応となり処方できるようになりましたので、ご案内します。
腋窩
ワイプ剤(ラピフォートワイプ2.5%) 製薬メーカーの紹介HPです。
* 9歳以上の方が対象です。
* 下記の HDSS (Hyperhidrosis Disease Severity Scale) 3以上の方が対象です。
ゲル剤(エクロックゲル5%) 製薬メーカーの紹介HPです。
* 12歳以上の方が対象です。
手掌
ローション剤(アポハイドローション20%) 製薬メーカーの紹介HPです。
* 年齢制限はありません。
備考: 重症度評価:HDSS (Hyperhidrosis Disease Severity Scale)
スコア1: 発汗は全く気にならず、日常生活に全く支障がない
スコア2: 発汗は我慢できるが、日常生活に時々支障がある
スコア3: 発汗はほとんど我慢できず、日常生活に頻繁に支障がある
スコア4: 発汗は我慢できず、日常生活に常に支障がある